
米ホワイトハウスは10日、ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から2度目の米朝首脳会談を求める「非常に前向き」な書簡を受け取り、再会談の実施に向けた調整が既に始まっていることを明らかにした。
報道官はまた「書簡の主な目的は大統領との新たな会談を設定することであり、われわれはこれを受け入れる用意があり、既に調整を進めている」と話した。
先週の土曜日辺りから、北朝鮮からの書簡がトランプ大統領へ渡されたといったニュースは流れていて、
米大統領、金正恩氏から近く書簡受け取り 「前向き」な内容と予期
それが実際に手渡されたという事だろうと思います。
内容は予想通り、「非核化重視の確約の継続」といったもので、大統領との再会談を要請するものであったということです。
これはこれで歓迎すべき?ことなのかもしれませんが、また騙されてしまうようなことがあってはいけません。
北の目的は制裁の緩和と時間稼ぎなのでしょうけれど、トランプ大統領もそれをわかっていて受ける方針なのだと思います。

中国の思惑は?
ただ気になるのがここに中国の思惑が混ざっていないかというところ。
前回の首脳会談でも、当初は前向きにとらえられていたものの、金氏が訪中した後に態度がガラッと変わってしまったことがありました。
今回もその思惑が透けて見えます。現在中国のナンバー3が北の建国70周年記念出席のため訪朝しています。
そこでこんな報道があります。
習氏が署名した書簡を金氏に手渡した栗氏は、「北朝鮮による地域の平和と安定のための努力を、中国は高く評価している」と述べたとされる。
中国は、以前から北に米国と会談せよ、といったような指令?のようなものを出していたのではないかと思ってしまう訳です。建国記念に合わせて書簡を送らせたと。
中国もこれ以上の米中貿易摩擦は控えたいのではないでしょうか。そこで、北の核問題で米国に恩を売っておこうと。
とりあえずは緩和しておこうと。

中国というのは昔から、「行ける」と思えばどんどん出てきます。「ヤバイ」と思えば引いていきます。
中国の長期的な戦略は全然変わっていなくて、今はいったんやり過そうと。また時が来たら前に進もうと。
そんな感じがしています。
もちろん北が変わる可能性もなくはないでしょう。(中国の思惑で)
正恩氏も栗氏との会談で、「精力を経済発展に集中する。中国の経験を学び、各分野での両国の協力をさらに進めたい」
つまり中国の後ろ盾で、昔中国がやったような「改革開放路線」のようなものをやらせようとしているのではないかという事。
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今回、会談が行われたとしてその後はどうなるのでしょうか。
前回は会談後、全く動かなくなってしまいましたが、今回は中国が前向き?だとすると、「見た目は」動く可能性はあります。
「表面上は」ですが…。
